Tone Doubler用音程指定
[書式] <str1>0<str2><len> <str1>,<str2><len>
Tone Doubler用の音程を指定するためのコマンドです。カンマもゼロも等価となっています。
- <str1> 音程1
- <str2> 音程2(オクターブ関連のコマンドも記述可能)
- <len> 音長
初期設定ではアルゴリズム4番の音色を使う必要があり、全オペレータのマルチプルは4、サスティンレートとデチューン1は0になります。これらを任意の値にしたい場合はTone Doubler用定義書式にて再設定してください。
また、フィードバックはトップノートのみにかかりますので、ボトムノートにかけたい場合はTone Doubler用定義書式にてOP1/OP2とOP3/OP4の設定値を入れ替える必要があります。
[例] c0g4 ;cとgの2音を4分音符で同時に鳴らす e,g8 ;eとgの2音を8分音符で同時に鳴らす o2a0>e ;o2aとo3eの2音を同時に鳴らす o2f0o3c ;o2fとo3cの2音を同時に鳴らす
内部処理について
音程1と音程2の距離によってのみ、何番目のパラメータが設定されるかが決まります。
たとえば c0e でも e0c でも「ド」と「ミ」で4半音の距離なので、内部的には「Key=4にあたるパラメータを適用してからドを発音する」という処理になります。
Tone Doublerとは
アルゴリズム4番でMULとDT2を併用し、任意の度数(半音単位)の2音を同時に出力する、hex125さんの開発された技術およびマクロです。詳細は、ダウンロードのページにて公開されているTone Doublerのアーカイブをぜひご覧ください。