vコマンド(音量1)
[書式] v<num>
音量を指定します(volume)。
設定可能範囲は 0〜15です(#V_STEPヘッダ未使用時)。初期値は設定されていません。
Vコマンドと同時には作用しません。vコマンドの値はMMLコンパイラ内で計算され、内部的にはVコマンドに置き換えられます。
OPMトラックの場合
- #V_STEPヘッダで設定可能範囲自体を変更できます。無指定時は 0〜15です。
- 実行した瞬間にキャリアのTLが更新されるため、リリースの長い音色で v15c4v9r4 のようにするとリリース時に音量が変わります。
PSGトラックの場合
- #V_STEPヘッダを使用しても、設定可能範囲は 0〜15のままです。
- 音量レジスタに直接反映する値での指定になります。
- 関連
- #V_STEPヘッダ, Vコマンド, VOPコマンド
Vコマンド(音量2)
[書式] V<num>
音量を指定します(Volume)。
設定可能範囲は 0〜127です。初期値は 127です。
OPMトラックの場合
- vコマンドと同時には作用しません。
- TLレジスタに直接反映する値での指定になります。
- 実行した瞬間にキャリアのTLが更新されるため、リリースの長い音色で V125c4V105r4 のようにするとリリース時に音量が変わります。
PSGトラックの場合
- 8で割った値を音量レジスタへと反映します(vコマンド相当)。
v+コマンド(相対音量アップ)
[書式] v+<num>
音量を指定値ぶん、現在の値より大きくします。
設定可能範囲はvコマンドと同等で、省略時はviコマンドでの指定値となります(未指定時は 1です)。
なお、加減算を重ねることはできません。「v+1+3」などはエラーとなります。
v-コマンド(相対音量ダウン)
[書式] v-<num>
音量を指定値ぶん、現在の値より小さくします。
設定可能範囲はvコマンドと同等で、省略時はviコマンドでの指定値となります(未指定時は 1です)。
なお、加減算を重ねることはできません。「v-1+3」などはエラーとなります。