NRTDRV MML Compilerの設定項目
- MMLを開くアプリケーション
MMLファイルを開くときに使うアプリケーションを選択できます。
標準設定では関連付けされたアプリケーションで開くようになっていますが、関連付けされていない場合はメモ帳で開くこともできます。
- (プレイヤー設定→)hoot関連設定
曲データの再生にhootを使用するかどうか、コンパイル開始時にhootを再起動するかどうかを選択できます。
標準設定では両方ともチェックが有効になっていて、MMLをコンパイルするたびにhootのウィンドウを一旦閉じてから、コンパイル完了時にhootを起動して演奏開始します。
再起動のチェックを無効にするとhootを起動したままコンパイルを行いますが、何らかの要因により曲データのアーカイブがロックされるとMMLを編集しても演奏に反映されなくなりますので、その場合はチェックを有効にしてください。
- (プレイヤー設定→)ASLPLAY関連設定
曲データの再生にASLPLAY(CLI)を使用するかどうか、ASLPLAY使用時にNLGファイルやS98ファイルを記録するかどうかを選択できます。
また、ASLPLAYのオプションも指定できます。
- (プレイヤー設定→)nrdplay関連設定
曲データの再生にnrdplayを使用するかどうかを選択できます。
また、音量バランス調整用のテスト音をnrdplayで再生したり、scciconfig.exeを実行して転送速度などを設定することもできます。
- (プレイヤー設定→)MDPlayer関連設定
曲データの再生にMDPlayerを使用するかどうかを選択できます。
任意のフォルダにあるMDPlayerを使用できますので、このメニューからMDPlayerの場所をあらかじめ選択しておいてください。
- (プレイヤー設定→)コマンドライン設定
曲データの再生時に任意のコマンドラインを実行できます。
他のプレイヤーとの併用もできますので、たとえば「曲を再生しながらNRDファイルをバイナリエディタで開く」などの使い方も可能です。
コマンドライン設定ウィンドウで「コマンドライン実行時にNRDファイル名を付加する」のチェックを有効にすると、コマンドラインの末尾にNRDファイル名をフルパスで追加します。
なお、エラーチェックなどは一切していませんので、コマンドラインの内容を正常に実行できないとき(コマンドラインの中で指定されている実行ファイルが存在しない場合など)はNRTDRV.EXE自体のエラーとなります。ご注意ください。
- エラーメッセージ表示方法
MMLコンパイル時のエラーメッセージをメインウィンドウ内に表示するか、ダイアログボックスで表示するかを選択できます。
標準設定ではBEEP音を鳴らしてメインウインドウに表示します。
ただし、ファイル関連など、コンパイル中以外のエラーメッセージについては常にダイアログボックスで表示されます。
- クリップボードを監視し、検索ボックスに代入する
チェックを有効にすると、クリップボードの内容が検索ボックスに代入されるようになります。
MML編集中、書式を確認したいコマンドなどがあったときに、テキストエディタ上でCtrl+Cキーなどを使ってコマンド名をコピーしてください。
NRTDRVのコマンド名やヘッダ名と一致すると、適切な検索ワードに置換されるため、スムーズにオンライン検索できます。
- クリップボードを監視し、簡易説明を表示する
チェックを有効にすると、クリップボードの内容がNRTDRVのコマンド名やヘッダ名と一致した場合に限り、簡易説明ダイアログが表示されるようになります。
MML編集中、書式を確認したいコマンドなどがあったときに、テキストエディタ上でCtrl+Cキーなどを使ってコマンド名をコピーするだけで説明が表示されますので、手軽に確認できて便利です。
- ファイル選択後、直ちにコンパイルを開始する
チェックを有効にすると、MMLファイルを開いた直後にコンパイルと演奏が行われます。
標準設定では無効になっていて、タイムスタンプ更新時のみコンパイルされます。
- コンパイル中に進捗状況を表示する
標準設定ではチェックが有効になっていて、MMLのコンパイル中に進捗状況をパーセンテージで表示します。
処理速度を少しでも上げたい時はチェックを無効にしてください。
- コンパイル後にカウントビューアを表示する
標準設定ではチェックが有効になっていて、MMLのコンパイル後に各トラックのカウント数を表示します。
グラフは曲の終端(約2〜4小節分)を示しており、1ドットは2カウント分です。
- NRTDRV.Sysで演奏モニタを使用する
標準設定ではチェックが有効になっていて、実機やX1エミュレータでの演奏時に鍵盤やレベルメーターなどの表示を行います。
なお、常に表示処理よりも演奏処理を優先しますので、演奏の負荷が高いときは描画を更新しません。が、実機での録音時など、少しでもシビアなタイミングが要求される場面ではチェックを無効にしたほうが無難かもしれません。
また、鍵盤表示に限り、o0cは休符と同等の扱いになりますので表示されません(発音はされます)。
- NRTDRV.SysでOPM音色エディタを使用する
標準設定では無効になっていますが、有効にすると、実機やX1エミュレータでの演奏時にOPM音色エディタを使用できるようになります。
操作方法については「実機やX1エミュレータで再生するには」のOPM音色エディタの項をご覧ください。
- コンパイル後にX1実機とのシリアル通信を行う
X1センター様の全二重高速シリアル通信モジュール+リモートブート環境「HSSIO」を使用して、実機への高速シリアル転送を行います。
詳しくは「実機やX1エミュレータで再生するには」をご参照ください。
- コンパイル開始時に実機のローダーを再起動する
コンパイル開始時、シリアル接続した実機のローダーを自動的に再起動します。実機でNRTDRVのプレイヤーが立ち上がっているときのみ有効です。
この項目を無効にすると、NMIスイッチによってローダーを再起動できます。インターリンク非対応のシリアルクロスケーブルを使用する場合などに有用です。
- シリアル通信時にシステムを毎回転送する
この項目を有効にすると、シリアル通信時にドライバ本体やローダーなどのシステムプログラムを毎回転送するようになります。
- COMポート番号
シリアル転送時に使用するポート番号を指定します。